ライスラボ
Rice labo
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お米の検査室「ライスラボ」
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ライス・ラボの検査工程
- 成分測定
- 成分分析計によって、玄米や精米に含まれる水分、タンパク質、
水分、アミロースを測定します。
- 粒質判別
- 穀粒判別器によって、玄米や精米の粒質を判別します。玄米は
整粒・胴割粒・未熟粒・被害粒・着色粒・死米の6区分、精米は正常粒・粉状質粒・砕粒・被害粒・亀裂粒・異種穀粒の6区分に分離してそれぞれの構成比率を検査します。
- 白度計測
- 白度計によって玄米や精米の白度を計測します。玄米の場合、精米工程の予備データとなり、精米は精米具合の確認になります。
- 食味計測
- 味度メーターによって、ごはんのおいしさの正体である保水膜(炊飯中に米粒表面からの溶出物が煮詰められ、濃縮、ごはん粒表面を覆ったもの)を実測する。味度値は100点を満点として表示される。
- 物性測定
- 物性測定機テンシプレッサーによって、ごはんの食感を物理的に測定し炊きあがり時、経時変化のデータ値で米の特性を知り、適正加水量や用途に適した米を提案するのに役立てます。
- 食味評価
- 精米したコメを実際に炊飯器で炊いて、食味検査します。炊き上がりの外観(白さ、光沢)・香り・硬さ・煮崩れ(粒ぞろい)・粘り・味・問題点を人的に評価します。
- 保管
- 分析されたそれぞれのデータは、蓄積・保存されます。また、お客様に出荷された精米につきましても生米の状態で1ヵ月間保管して再検査に使用したりします。
- 測定分析結果表
- それぞれの分析数値と食感のデータを保管しています。
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入荷した玄米は、倉庫に入る前に「ライスラボ」において成分、粒質、白度(米の白さ)を検査、データ化し低温倉庫へ保管されます。このときわかった問題点や特性については、次回の仕入れに生かすだけでなく、産地へもフィードバックします。玄米で出荷する場合、必要に応じて、そのデータを添付する場合もあります。
精米された白米も玄米と同様に成分・粒質・白度を分析。実際に炊飯して、味度・食感・食味についても測定。お米の潜在能力を産地や銘柄とともにデータ化して蓄積。お客様の手元にある米の粒質や味度、食感を把握しているため、いつでもほぼ同じ味、食感を実現することができます。
また「ライスラボ」では、新品種や新しい産地、新しい銘柄の米の品質を調査・分析することで、低価格でも質の高い商品や高付加価値の商品の開発も目指しています。
例えば、冷めてもおいしくなければならないお弁当に適した米や、酢めしになったときにおいしい米、カレーに合う米、用途によって適した米を提案することも可能です。
「指定された銘柄の米を卸す」のではなく、お客様や消費者の口に入るごはんの味・品質に責任を持つとともに、銘柄だけでは見えなかった米の魅力をお届けしていきたいと考えています。